2019年4月25日

ちょっと寄り道(ボディーコーティング)

今日はちょっと寄り道です。
ボディーコーティング(以下ガラスコーティングと言います)には欠かせない傷消しについてお話ししようかと思います。
皆さんは下の写真の様に擦ってしまった場合どうしますか?

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「やっちゃった、、、直すと高いかなあ、、、」って思いますか?
見た目は確かにひどい感じがしますね。
これって実は磨くだけである程度綺麗になってしまうんです。
もちろん深く傷が入ってしまっている場合は直す必要がありますが白く線が入っている状態だとほとんどが磨くことで消す事が出来ます。(いわゆる擦り傷ですね)
では実際にやってみましょう!

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まずはこんな風にサンドペーパーでゴシゴシと、、、
サンドペーパーで付着している塗料(白いやつ)をしっかりと落とします。
線キズが確認できる場合は線キズが分からくなるまでサンドペーパーで擦ります。
但しやりすぎると塗装し直しになりますのでご注意を
(さらっと怖い事言ってますが)
見た目もっと酷くなった!と突っ込まれそうですが大丈夫です。

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全体的にサンドペーパーをかけて付着物(白いやつ)と線キズが分からなくなったら次はポリッシャーの出番です。
サンドペーパーをかけた部分にゆっくり丁寧にポリッシャーをあてます。
(心の中で綺麗になれ!と言うとより効果的です)
この時にサンドペーパーで艶が無くなっている部分に艶が出ている事とキズが残っていない事を確認します。
ポリッシャーがちゃんと当たっていないとサンドペーパーの擦った跡が残ってしまい艶が出ず濁った感じになります。
さあどうなったでしょうか?

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いかがでしょうか?
結構綺麗になっていると思います。
じゃあ今回何をしたの?って所をご説明させていただきます。

今回は塗装面の「クリア」と呼ばれる透明の層を削ってから研磨しています。
「クリア」の層は車種によって違いますがある程度の厚みがあります。
その厚みの範囲内のキズであれば今回の様に消す事が可能です。
線キズの場合はこの「クリア」の表面に段差が出来てしまっている状態ですので、この段差をなるべくなくしてあげるとキズが見えにくくなります。
(鋭角になってしまった角が白く見えているんです)
先程も言いましたが「クリア」層を削っているので、削りすぎると無くなってしまいますので注意が必要です。

もし皆さんのお車がこんな状態になってしまったら、是非当社までご相談ください。
短時間にて綺麗にさせていただきます。
但し深いキズについては「分かりにくくなる」程度で宜しければ対応させていただきます。「リペア」ではなく「磨き」ですので全てのキズが消える訳ではありませんが、皆さんの笑顔の為に出来るだけ頑張ります。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。